鬼瓦・巴瓦の補修工事
鬼瓦と巴瓦が落下したお宅の補修工事です。この修理工事の重要なポイントは、なぜ、鬼瓦が落下したのかです。原因は銅線の腐食です。
この銅線の腐食を抑えるために、使用部材を厳選して、補修を行いました。まず、破損している巴瓦と棟部の一部を剥がし、棟部台部分を残し、鬼を留め付けるためのビスを台中央部分に下穴を空けて、SUS304(ステンレス)らくちんビス240mmを棟木に打ち込み、この時、鬼中央部にある(龍頭)と鬼瓦裏側から補助銅線を引っ張るためのビスを2本留めます。
被服銅線で鬼を留め付けました。その後、のし瓦を積み、冠瓦を取り付け、最後に鬼瓦を瓦用しっくい(屋根しっくい)で鬼巻をして修理完了です。
お気軽に屋根診断・屋根調査のお問い合わせください。
工事内容
|
鬼瓦・巴瓦の補修工事 |
住所
|
徳島県 鳴門市 C様邸 |
工期
|
半日 |
築年数
|
おおよそ30年 |
施工部
|
棟部(鬼瓦、巴瓦、周辺部) |
およその費用
|
約5万円 |
■鬼瓦・巴瓦が破損した部分です。 | ■経年劣化による銅線が腐食して切れた部分です。 |
■まず、巴瓦を新しく留め付けます。 | ■次に、下穴を空けてから、らくちんビス240㎜を棟木に留めます。そこから、ホルマル銅線(被服銅線)で鬼瓦の龍頭に留めます。 |
■さらに、もう1本ビスを留め、鬼瓦の左右に穴を空け、補強の為の、被服銅線で2カ所留めました。 | ■その後、のし瓦を積み上げ、冠瓦(紐雁振瓦)を留め付けます。 |
■鬼瓦の廻りを瓦用 屋根しっくいで補強して完成です。 |
お気軽に屋根診断・屋根調査のお問い合わせください。